約40年前、私が編集の仕事を始めたころは、FAXもありませんでした。レイアウトが上がると、ライターさんが取りに来て、原稿用紙に原稿を書く。書き終わると、原稿を編集部に届けに来て、その原稿について、あれこれ批評し合い、完成させました。FAXが入ると、レイアウトをライターさんに送り、出来上がった原稿がFAXで編集部に届くようになりました。
それから、ワープロが現れ、フロッピー入稿に。編集部から原稿用紙が消えました。今では、原稿だけでなく、写真もレイアウト指定も当然のようにデータ入稿です。たかが40年の間に、編集作業はこんなにも変わりました。編集作業だけでなく、媒体も広がりました。紙媒体の本や雑誌だけでなく、デジタルブックもでき、WEBサイトもたくさんできました。私が関わる家づくりやインテリア、ライフスタイルの分野でもWEBサイトが増えてきました。
コロンナでは、昔ながらのいいところも生かしながら、新しい、まさに今の媒体制作にも積極的に取り組んでいきます。